寝不足は「睡眠負債」という借金に

この写真のように大の字になってぐっすり眠ってみたい!!

 

 

日本人は、世界の国々からみても【睡眠時間が短い】と言われ、時々、その睡眠時間の短さを自慢するひともいるくらいです

 

 

「寝てない自慢」は、まったく自慢にならないことを、ここで今一度、しっかり認識してくださいね!忙しいという字は、「心を亡くす」ということ。

 

心を亡くし、健康を害するほど忙しいのは自慢になりませんよ?

 

 

また、「 毎日5~6時間寝ているから大丈夫!」という人がいますが、入眠から熟睡、覚醒までのことをトータルに考えると、この時間ではやはり十分な睡眠をとったとはいえず「隠れ睡眠不足」ということになってしまうのです。

 

 

「睡眠負債」という言葉が話題に!

「睡眠負債」とは、睡眠の研究者たちが提唱する考え方で、必要な睡眠時間に対する不足分や、毎日の睡眠不足が徐々に溜まっていったマイナス分=負債(借金)と呼んでいます。

 

この睡眠負債は、こまめに返済し、健康のためのバランスを保っていなければならない、という考え方です。

 

 

睡眠に鈍感になりすぎると、やがて身体の不調が出てきた時、食べているものや、働き方、余暇の過ごし方を改善して、「あとは眠ればいい」と思いがち。

 

実はそうではなく、まずは睡眠の基本から改善していきましょう。

 

どんなに健康的な食事を摂っても、肝心な睡眠をおろそかにしては台無しになってしまうかもしれません。

 

 

睡眠負債」は結局、眠る」以外の方法で返済することはできない、といわれています。


さらに残念ながら、休日に「寝貯め」をすると、かえって睡眠のバランスが崩れ、健康にはよくないともいわれています。

 

睡眠は「貯金」をすることができないということですね。

 

 

仕事や家事の忙しさで、なかなか十分な睡眠がとれない人も、睡眠の時間や眠りの環境を整えることで、睡眠の質を上げることができます。

 

 

『あなたが眠りにつくまでの時間は何分ですか?』

 

睡眠時間はしっかりとっているという人も、布団入ってすぐに眠りについている人は少ないのではないでしょうか?

照明やテレビをつけっぱなしにして、スマホでSNSやYoutubeを見ながら眠ろうとしている人もいますね。

 

特に若い方に多いようですが、寝る前の明かりは、睡眠ホルモンにとって天敵といわれ、眠りのために必要なメラトニンが十分に分泌されません。


布団の中でなかなか寝つけず、寝返りを何度もうっていませんか?これがまた意外と辛いものですよね。

 

そうこうしているうちに、たとえ夜11時に布団に入ったとしても、実際は自分が思っていた睡眠時間より短くなっているのです。ひょっとすると、睡眠時間5時間と思っている人も、実は4時間ほどだった!ということになってしまうかもしれません。

 

これでは十分にはならず、寝不足が慢性化して、睡眠負債。

つまり借金を積み重ねていることになってしまいます!

 

この負債は、毎日コツコツ返すのがベスト。何度もいいますが、寝貯めは身体によくありません。

 

たっぷり寝て起きた時のあのダルさは、いつもと違う睡眠量のせいで、かえって身体に負担がかかっている証拠なのです。

 

寝室は音や光を避けて、室温(冬は15度、夏は25度以下。湿度は50%ほど)を調整し、消灯前にリラックスできるアロマの香りを楽しんだり、良質な寝具(特に枕には気を配りましょう)を使いましょうね。

 

 

よりよい仕事や効率の良い勉強、テキパキとした家事のために、睡眠負債なんてもってのほか!

 

自分の眠りを大切にした結果、素敵なハッピーライフが待っています!

 

20時以降のエクササイズにも要注意?

 

昼間に適度な運動をすると、夜になって穏やかな眠気につながることはもうご存知ですね?健康志向が社会全体に高まり、仕事帰りにジムに通って、汗を流す人も多くなりました。

ところが!カラダを動かして肉体的には疲労しているはずなのに、その夜は寝つきがとても悪くなってしまうとの声をよく耳にします。

実はその理由は簡単で、体温が上がりすぎてしまっているからなのです!

快眠法で眠る前のストレッチがお勧めとありますが、心拍数も上がり、デトックるほどの汗をかく運動は睡眠指導士としてはお勧めできません。

 

快眠のためには、じんわり汗をかくくらいの運動で良いのです。あくまでも、手足の血行がよくなり、手足から熱を放熱させてくれる程度に抑えましょう。

 

「今夜はちょっと頑張っちゃいました!」と、ハードなスタジオレッスンの後は体温が上がりすぎてしまい、眠りにつきやすい体温に下がるまで時間が必要となります。

 

もちろん脳を興奮させてしまったことも関係がありますよ。

 

夜ジムは、どこまでやっていいのか難しいところですが、身体がギンギンに起きてしまうまで運動をしないようにしましょうね。

 

 

仕事と運動を両立させ、充実感と共に良い眠りにつきたい人こそ入浴タイムを大切に

 

 

運動後はさっとシャワーで終わらせがちで、この時、一時的に体温が下がった気になりますが、ぬるめのお湯を張ったバスタブに浸かりながら体温を下げ、なおかつ血行を良くしておきましょう。

 

 

裏ワザですが、夏場なら水シャワーを脇の下・手足に掛ける。寒い季節なら風邪をひかない程度の温度の低温シャワーを掛けてみてください。

 

手足の先から身体の奥の高まりすぎた余分な熱を放してくれるのと同時に、激しい運動で刺激された交感神経も落ち着かせてくれますよ!

 

ジム通いをしなくても、ベッドの上で軽いストレッチだけでも十分。

寝たままゆっくりと伸びをしたり、足首をくるくる回したりするだけでも、穏やかに血行がよくなります。

 

 

もちろん家の中は暖色系の照明、又は間接照明。

眠たくなるまでのスマホチェックやテレビはきっぱり止めます。

水分補給は欠かせませんが、眠りの質を良くするためにアルコールは控えましょう。

 

おや?身体を動かすと変な時間にお腹が空きますね(笑)

眠る準備を整えたら、ヨーグルトを食べたり、ホットミルクを飲んだりしてホッと一息してみましょう。

意外と小腹を満たしてくれることに驚きます。

トリプトファンが心地よい眠りを誘ってくれるでしょう。


しっかり眠ると代謝がよくなり、美肌やダイエット効果もあるので、美を追求する女性たちは、眠りについてもおろそかにしていないようです。まさに美睡ライフです。

 

睡眠負債なんてとんでもない!

 

健康リスクのない、毎日クリアーな生活を心がけましょう!